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3.11東日本大震災で犠牲になられた方は行方不明者と合わせ20,000人にせまります。​

平成26年春から秋にかけ、青森から千葉の被災地の沿岸を巡り、

各浜辺でご慰霊の供養をいたし、亡くなられた方々の方々の数と同数の

浜の小石をいただき、「浄石さん」と呼んで持ち帰ります。

そして、一つ一つの浄石さんと静かに語り合いながら丁寧に写経させていただき、

見守り観音堂のご本尊「聖観音さま」の周りに奉納させていただきます。

 

 「どうして、浄石を納めるのですか」と、問われます。

私たちは二つの意味を大切にしています。

 

一つめは、「見守り観音堂」は20,000人の総合供養堂です。それぞれの地での浄石を、

亡くなられた一人ひとりの「いのち」になぞらえ、いただき、観音様のもとへお運びし

ご供養いたすからです。

 

 もう一つ、あの日、たくさんの人を、家を、街を飲み込んでいった黒い津波。

そのうねりの下で、浜辺の小石さんたちは聞き続けたに違いない。

必死で生き抜かんとした人々の悲痛な叫びを、愛する者たちへ伝えんとした

最後のメッセージを。・・・・・・。

 

私たちは願うのです。「石さんたちよ、浄石さんたちよ。いつまでも語り続けて欲しい。

皆さんが聞いた一人ひとりのさけびを、うめきを、愛しき者に伝えんとした願いを。」

 

「浜供養」、「浄石奉納」、「見まもり観音堂の建立」これら三つで一つです。

心をこめて丁寧に修業させていただきたいと切に願うところです。

 

当面は、特に被害の大きかった岩手、宮城、福島を重点とし、

御堂完成までには全海岸を丁寧にご供養いたす予定です。

浜供養と浄石奉納

写経された浄石は見まもり観音堂に納められます

東日本大震災における死者・行方不明者数及びその率

(警視庁緊急災害警備本部広報資料)

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